紙原稿は貴重品のように扱おう

原稿は校正には欠かせない、重要なもの。きちんと整理して、大切に取り扱いましょう。

原稿は校正には欠かせない、重要なものです。しかし、本原稿が100枚で、訂正原稿と疑問回答が合わせて100枚――。これをこのままファイルしても、校正はできません。 “紙原稿は貴重品のように扱おう” の続きを読む

わかりやすい赤字を書こう

赤字を書くときのポイントをいくつか紹介します。

ダンクでは、100人が100人とも同じように正しく修正できるような赤字を書くように心掛けています。

ここでは、赤字を書くときのポイントをいくつか紹介します。 “わかりやすい赤字を書こう” の続きを読む

修正もれはすぐに戻そう

修正もれのある校正紙を丁寧に見たところで、校了にはなりません。

校了間際のタイミングで修正もれがあったら、校正紙(修正もれ)にその赤字を転記して、制作会社に戻しますよね。それを見たデザイナーさんが「あれ、ここは直したはずだけど…隣を直しちゃったかな?」と隣が化けているのに気づいてくれればひと安心。 “修正もれはすぐに戻そう” の続きを読む

よくあるお悩み

プロの校正の必要性を、上司に理解してもらうには?

Q ときどき印刷事故が発生し、何とかならないかと悩んでいます。校正をプロの方にお願いしたいのですが、上司がその必要性を理解してくれません。どうすればいいでしょう? (広告代理店・営業)

A 広告の制作費には「校正代」という項目がないのが普通です。それは原稿に誤りがなく、制作会社もミスをしないことが前提だからです。ですが、 “よくあるお悩み” の続きを読む

デザイナーさんのレ点の有無に注目しよう

デザイナーさんが実際に行った修正作業が、レ点チェックから見えてきます。

赤字検版で目にする、デザイナーさんのレ点チェック。まれにレ点の代わりに赤字に×をしているデザイナーさんもいますが、それを知らない人が見たらどう判断するでしょうか。おそらく、何か意図があって修正する必要がないと判断したんだろうな、と思う人が多いでしょう。 “デザイナーさんのレ点の有無に注目しよう” の続きを読む

割れ窓理論とヒヤリ・ハット

事故やクレームを減らすには、日々のささいなミスを減らしていくことが大切です。

環境犯罪学の「割れ窓理論」に、こうあります。

「建物の壊れている窓を放置すると、誰も注意を払っていないことの象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」。

たしかに、きれいな道に物をポイ捨てするのは気が引けますが、あちこちに吸殻やゴミが落ちているところだと、「誰も気にしてないからいいか」という気になるのが人間です(思ったとしても絶対にダメですよ!)。 “割れ窓理論とヒヤリ・ハット” の続きを読む

修正箇所は二度見よう

ミスする人としない人の差はここにあります。

赤字検版は、ダンクでは一人目が黄色、二人目が黄緑色のダーマトを使います。まず一人目は赤字の消し込みをせず、確認したら後ろにレ点チェックをします。消し込みはしない方が二人目も赤字が見やすいうえ、 “修正箇所は二度見よう” の続きを読む

説明したら復唱してもらおう

私たちの「記憶装置」はそんなに優秀ではありません。それを見越して行うべきことは……

広告校正では、200ページを3日でとか、32ページを1日で処理、ということがよくあります。もちろん何人かで手分けしなければできません。それを管理し、全ページに統一感を持たせるのが窓口さんです。でもここに落とし穴があります。 “説明したら復唱してもらおう” の続きを読む

お札の向きはその日の気分

お札の向きを揃えるのは、靴を脱いだら揃えるのと同じく、「たしなみ」のはず。

一般的にお札の向きを揃えるのは、靴を脱いだら揃えるのと同じ、「たしなみ」と認識されています。だとすると、銀行のATMは相当無礼者(物)です。私の記憶が確かなら、お札の向きが揃って出てきたためしがありません(最近ではお店でもレジの自動化で、お札の向きがバラバラのまま店員さんに渡されることも)。 “お札の向きはその日の気分” の続きを読む

チェックシートは「現場目線」で作ろう

大切なチェックシート。せっかく作っても適切に活用しないと……

チェックシートは非常に優れたポカヨケシステムです。でも現場を知らない人が作って、現場に「ぽい」と渡すだけではダメ。 “チェックシートは「現場目線」で作ろう” の続きを読む