紙原稿は貴重品のように扱おう

原稿は校正には欠かせない、重要なもの。きちんと整理して、大切に取り扱いましょう。

原稿は校正には欠かせない、重要なものです。しかし、本原稿が100枚で、訂正原稿と疑問回答が合わせて100枚――。これをこのままファイルしても、校正はできません。 “紙原稿は貴重品のように扱おう” の続きを読む

わかりやすい赤字を書こう

赤字を書くときのポイントをいくつか紹介します。

ダンクでは、100人が100人とも同じように正しく修正できるような赤字を書くように心掛けています。

ここでは、赤字を書くときのポイントをいくつか紹介します。 “わかりやすい赤字を書こう” の続きを読む

修正もれはすぐに戻そう

修正もれのある校正紙を丁寧に見たところで、校了にはなりません。

校了間際のタイミングで修正もれがあったら、校正紙(修正もれ)にその赤字を転記して、制作会社に戻しますよね。それを見たデザイナーさんが「あれ、ここは直したはずだけど…隣を直しちゃったかな?」と隣が化けているのに気づいてくれればひと安心。 “修正もれはすぐに戻そう” の続きを読む

修正箇所は二度見よう

ミスする人としない人の差はここにあります。

赤字検版は、ダンクでは一人目が黄色、二人目が黄緑色のダーマトを使います。まず一人目は赤字の消し込みをせず、確認したら後ろにレ点チェックをします。消し込みはしない方が二人目も赤字が見やすいうえ、 “修正箇所は二度見よう” の続きを読む

説明したら復唱してもらおう

私たちの「記憶装置」はそんなに優秀ではありません。それを見越して行うべきことは……

広告校正では、200ページを3日でとか、32ページを1日で処理、ということがよくあります。もちろん何人かで手分けしなければできません。それを管理し、全ページに統一感を持たせるのが窓口さんです。でもここに落とし穴があります。 “説明したら復唱してもらおう” の続きを読む

チェックシートは「現場目線」で作ろう

大切なチェックシート。せっかく作っても適切に活用しないと……

チェックシートは非常に優れたポカヨケシステムです。でも現場を知らない人が作って、現場に「ぽい」と渡すだけではダメ。 “チェックシートは「現場目線」で作ろう” の続きを読む

文字校正は白黒コピーで行おう

DTP特有のミスを見つけるには、色情報をあえて無くした白黒コピーが有効だったりします。

文字の色を変えたら数字が化けた! 関係ないピクトがいつの間にか入っていた! DTPが普及したおかげで、それまで色校下版でしかできなかった「画像や色のチェック」が、早め早めにできるようになりました。しかし、やはり新たな問題が “文字校正は白黒コピーで行おう” の続きを読む

価格はひと文字ずつ縦にチェックしよう

数字の中でも特に大切な、「価格」の間違いを防ぐためには。

私たちは電話番号を人に伝えるとき、035817○×■△と一気に読むのではなく、03…5817…○×■△と区切りながら伝えますよね。その上最後に、その番号をメモした人が復唱までする念の入れよう。数字は1字違うだけで “価格はひと文字ずつ縦にチェックしよう” の続きを読む

カンプに引きずられないようにしよう

グレーな部分をそのままにしておくと、いずれ痛い目に遭います。

赤字の意味がはっきりしないとき、修正されたカンプを見て、そういう意味だったのか、と納得することがありますよね。100%納得できればいいんです。しかし、 “カンプに引きずられないようにしよう” の続きを読む

ときどきわざと間違えよう

二人で読み合わせを行うときの、緊張感を保つテクニックです。

読み合わせ校正での読み手の役目は、ニュースキャスターのように原稿を正確に読むことではありません。内容の共通項目などのチェックをしながら、消し手が誤りを見つけられるように工夫して読むことです。そして、ときどきわざと間違えましょう。 “ときどきわざと間違えよう” の続きを読む