チェックシートは「現場目線」で作ろう

大切なチェックシート。せっかく作っても適切に活用しないと……

チェックシートは非常に優れたポカヨケシステムです。でも現場を知らない人が作って、現場に「ぽい」と渡すだけではダメ。正しく使っているかを監視する、監督責任者を決めておかないと、ロゴマークのないページなのに「ロゴマークの色は正しいか」にチェックがあるのを見逃したり、ダブルチェック必須なのにサインが1人分しか無かったり…と、せっかく作っても適切に活用しないと意味がなくなってしまいます。

「指示があいまい」なのもよくありません。たとえば「仕上り寸法は正しいか」は「タテ○○mm×ヨコ○○mm」とサイズを明記したほうが安全です。料理のレシピだって「塩を入れる」ではなく、「塩 小さじ1」となっていますよね。チェックシートは第三者でも一目で、何がどうなっていればOKかわかるものにしましょう。

また、文体も度を越さない程度に「その人らしさ」が出ていると楽しいですね。たとえば「…は正しいか」を、過去の事故事例を反映して「…にはなっていませんね?」にするとか、最後に「安全確認、ありがとうございました。」と一文添えるとか。どんなシートならチェックしたくなるか、実際にチェックする人たちといろいろ相談して、試してみてはいかがでしょう。