お札の向きはその日の気分

お札の向きを揃えるのは、靴を脱いだら揃えるのと同じく、「たしなみ」のはず。

一般的にお札の向きを揃えるのは、靴を脱いだら揃えるのと同じ、「たしなみ」と認識されています。だとすると、銀行のATMは相当無礼者(物)です。私の記憶が確かなら、お札の向きが揃って出てきたためしがありません(最近ではお店でもレジの自動化で、お札の向きがバラバラのまま店員さんに渡されることも)。

銀行の商売道具は、たまにくれる貯金箱やメモ用紙ではなく、「お札」のはずです! なのになぜ、お札の向きがバラバラなのでしょう(窓口では揃えてくれるのに…)。「お札の向きを自動的に揃えるマシーン」はないのでしょうか。

ある日のKIOSK。お会計が千円の買い物で一万円を出したところ、お店のおばちゃんが「小さくなりますが…(細かくなってすみませんの意)」と言って、9枚の向きの揃った千円札をお釣りでくれました。う~ん、いい気分。銀行も1台くらいは「たしなみを心得たATM」にしといてくれればいいのになあ…機械の後ろに向きを揃える専門の人がいて。

*【KIOSK】 カタカナ表記だと、JR東日本だけ「キオスク」、ほかは「キヨスク」。