食品の広告でよく目にする「写真は調理例です」や「写真は盛付例です」。一見問題なさそうなコメントでも、常識チェック情報同士に矛盾がないか、見る人に誤解を生じさせない内容かを確認すること。ダンクの校正の売りのひとつ。 Moreをしておかないと「あれ?」なんてことも。たとえばお皿に梅干が盛り付けてある写真に「写真は調理例です」と入っていたら、「調理…?盛り付けただけだよね?」となりますよね。
こんなポカを防ぐ便利なコメントが「写真はイメージです」なのです。これなら調理例、盛付例に関係なく使えます。しかし安全牌(ぱい)だと思っていた「写真はイメージです」にも、思わぬ死角がありました。
市役所で見かけた「市民マラソン」のポスター。そこに使われているイメージ写真は、ボストンマラソンかベルリンマラソンかって感じのマジなヤツで、ぜんぜんローカルイベントな市民マラソンに見えません。作った人も、さすがにこれではまずいと思ったのでしょう。ごていねいに「写真はイメージです」のコメントをつけていましたが、いやいやいや、ちょっと無理が…。他に使えそうな写真の候補はなかったのでしょうか。