パタパタ(あおり検版)で安全運転を

赤字のところしか見ていないとしたら、危険な綱渡りをしていることになります。

赤字のない箇所での事故は増えています。cmや(株)のような特殊文字の化け、コピペミス、先祖返り、デザイナーさんの勘違い…。

赤字どおりに直っていても、その修正が思わぬところに影響する場合もあります。チラシを例にとると…

  • トマトの価格が変更 → あれ? 夕方のタイムサービスより安くていいの?
  • 靴が全商品カットで掲載されない → あれ? タイトルは「靴とカバンがお買い得!」のままでいいの?

ですから、赤字検版をする人が、もし赤字のところしか見ていないとしたら、いつ落ちても不思議じゃない、危険な綱渡りをしていることになります。(赤字じゃないところが勝手に変更されている!?なんてことも)

パタパタ赤字検版をする人の「義務」です。検版者は内容を読み込みながら紙面全体にパタパタをかけ、化け探しと整合性のチェックを同時に行わなければなりません。

でも、忙しくて紙面全体のパタパタなんてムリ!という方もいらっしゃるでしょう。そんなときは赤字の周りに目を光らせましょう。これだけでも立派な安全対策になります。