お客さまと同じ言葉で話そう

どんな組織にもその中だけで通じる用語や言い回しがあるもの。ダンクにももちろん数多くありますが……

お客さまに寄り添った仕事をしましょう

ダンクの校正用語の中には、ダンク独自の変わったものがいくつかあります。たとえば、原稿引き合わせや突き合わせのことを「付け合わせ」と言います。辞書だとこれは「肉料理などに添えるポテトやにんじんのこと」。付属品という意味合いが強く、なんだか重厚感に欠けますね。「刷り出し」も、本来は「きちんと印刷されているかをチェックする」という意味ですが、ダンクでは最終校正を意味します。

さらに、あおり検版や重ね照合は「パタパタ」、赤字引き合わせや赤字消し、赤字照合は「赤字検版」、素読みや校閲に似た作業は「常識チェック」。ほかにも、「大基本(だいきほん)」のようにそっくり返ったものや、「イキシニくん」のようなゆるキャラっぽいものがあります。もちろんこれらが通じるのはダンクの社内だけです。

お客さまと話をするときは、お客さまの言葉に合わせることが重要です。原稿や先方チェック紙が何種類もあるときは、お客さまにそれぞれどう呼んでいるのかお訊きし、意味の取り違い、情報の行き違いが起こらないようチーム全員で同じ言葉を使いましょう。また、作業内容をお客さまにもご理解いただけるように説明することも必要です。