検算は最初と最後にしよう

税込価格や割引率など、数値の計算がからむ部分の校正は「検算」を行うのですが……

検算で出た差異は疑問

税込価格、割引率、クレジット払いなど、1回目の検算は「原稿」で行います。その後価格に訂正が入ったときは、その都度忘れずに検算し、鉛筆で「検算済み」を表すレ点チェックを入れましょう。

計算が合わないからといって勝手に直してはいけません。必ず疑問にしてください。なぜなら、売価、元値、割引率のどれが間違いなのかは、原稿を書いた人にしかわからないからです。

2回目の検算は「最終校正紙」で行います。こうすれば万が一 1回目の検算などで校正ミスがあったとしても、ぎりぎりで発見できます。

検算するときの裏ワザ

計算はこのように行います。※電卓がCASIOの場合。

・税込価格は「税込」。「AC」を押さなくても次の計算ができます。

・割引率は「売価」「-」「元値」「%」。これも「AC」は押しません。

・初回12,000円、残り11回が11,500円のクレジット払いなら、合計金額は

「12000」「M+」「11500」「×」「11」「M+」「MRC(MR)」で138,500円となります。次の計算をするときは「MRC(MC)」で表示されたMを消し、「AC」で138500を0に戻します。