どんな仕事にも本物のプロとそうでないプロがいます。たとえば、行列のできるお店と閑古鳥の鳴いてるお店のコックさんが、材料も道具もすべて同じモノを使って「オムレツ対決」をしたとします。
結果は、味はもちろん、手際の良さ、盛り付け、後片付けにいたるまで、行列のできるコックさんの圧勝ではないでしょうか。本物のプロは一つ一つの動作にしっかりとした理由があり、無駄がありません。10人分を続けて作るときも絶対に手を抜きません。それは手を抜いた結果起こることの怖さを知っているからです。
赤ペン1本でできる知的ワーク、自宅で手軽に高収入…校正という作業はこのようなキャッチコピーによって、少し勉強すれば誰でもプロとして活躍できると思われがちです。しかし実際の募集広告では、○年以上の経験者という採用条件が多く、未経験者には厳しい業界です。それは、見落としを限りなくゼロに近づけるノウハウと、見落としたときの怖さは、実践でしか身につかないからです。