「疑問紙面に記入した確認事項のこと。クライアントや得意先への確認が必要と思われる場合に校正者が用いる手段。 More」とは、原稿のグレーな部分をお客さまに問い合わせ、白黒はっきりさせること。明らかな原稿の誤りでも、勝手に赤字紙面に書き込まれた修正指示のこと。赤色以外で書かれた指示も「赤字」という。 Moreにしてはいけません。原稿は神様。必ず疑問紙面に記入した確認事項のこと。クライアントや得意先への確認が必要と思われる場合に校正者が用いる手段。 Moreにします。
疑問を書くときのポイント
- 1 できるかぎり簡潔に。結論だけを書くようにしましょう。
- 2 結論だけでは伝わらないときは理由も添えましょう。
- 3 提案することも忘れずに。
1 まずは結論だけを書きましょう。明らかにおかしければこれだけで十分です。
〈ダメな例〉 日付と曜日、矛盾するがOK?
矛盾してるんですから、OKのわけがありません。それになんだか偉そうですね。
〈ダメな例〉 日付と曜日がカレンダーと矛盾します。正しいものをお知らせください。
ちょっとていねいすぎです。長いし。
〈良い例〉 日付と曜日、矛盾しますが?
これで十分です。
2 結論だけだと疑問になったいきさつがわからない。そんなときは理由も書きましょう。
〈ダメな例〉 Sは大文字でOKですか?
これだと、なぜこの疑問紙面に記入した確認事項のこと。クライアントや得意先への確認が必要と思われる場合に校正者が用いる手段。 Moreが出たのか、よくわかりません。
〈良い例〉 Sは大文字でOKですね? (原稿は小文字ですが、画像は大文字なので)
このくらいしっかりと書きましょう。OKになりそうなときは「ですね?」とやわらかく。
3 「こうしては?」と提案することもあります。
〈ダメな例〉 「価格を値下げしました」はおかしいのでは?
おかしいと指摘するだけだと、無視されることも。
〈良い例〉 単に「値下げしました」としては?(重言なので)
提案とその理由が明確ですね。これならバッチリです。