安全はトップの責任だけど…

ヒューマン・エラーは、真面目にやれ!と怒鳴るだけでは防げませんし、解決しません。

世の中では小さな事故から、新聞をにぎわすほどの大事故が起きています。事故の中にはヒヤリ・ハットのときに対策を講じていれば、防げたものも多いはずです。ひとたび事故が起きれば、それまで築いてきた信用を失ってしまい、得意先やお客さんは戻ってきません。重大事故の場合、後処理には膨大な時間とお金がかかり、最悪の場合、倒産に追い込まれることもあります。

安全管理に本腰を入れ、強化するのはトップの責任です。ヒューマン・エラーは、真面目にやれ!と怒鳴るだけでは防げませんし、解決しません。ヒヤリ・ハットに敏感に反応できる人材を集め、商品開発や利益の確保と同じように「安全の目標」を設定しましょう。

*【ヒヤリ・ハット】 事故の一歩手前で気がついた、ヒヤリとしたりハッとした出来事。大事故はヒヤリ・ハット300件に1件の割合で起こるといわれています。