忙しいときこそゆっくり歩こう

校正会社の進行管理を司る「窓口さん」は、どんなときも余裕が大切です。

どうすればその仕事を早く確実にクリアできるか。窓口さんの仕事は、Who(誰が)What(何を)When(いつ)Where(どこで)Why(なぜ)How(どのように)をA4判の用紙1枚にまとめることから始まります。

時間に追われているときも、窓口さんはのんびりと構えていましょう。そして、やり忘れている作業がないかに気を配ってください。窓口さんがピリピリムードだと、伝え忘れも起きるでしょうし、聞きづらいが故の「だろう判断」をする人も出てきます。作業手順を早口で伝え「急いで!」なんて付け加えたらもうアウト。完全にビビるやつです、これ。

読み合わせをお願いするときも「読み手の人はときどきわざと間違えてね」と校正ルールを念押しするくらいのゆとりを持ちましょう。みんなが焦り、浮き足立っている、そんなときだからこそ、ゆっくり歩き、にこにこして、「大丈夫だからね」と余裕を見せる演出が必要なのです。