価格は電話番号のように読もう

わずかの違いでまったく変わってしまう言葉や数字のあれこれ。ほんとうに要注意です。

1字違いは大違い!

税込と税抜、以上と以下、午前と午後、AMとPM、開店と閉店などは1字違うだけで正反対の意味を持つ要注意な言葉です。どれも日頃、当たり前のように目にする言葉だけに、意識せずさらっと読めてしまうので、意外と見落としやすいのです。私たち校正スタッフの周りには、そのような「危険物」があふれています。だからこそ、間違いがないか必ず1字ずつチェックするようにしましょう。

数字には要注意!

もし、お店の電話番号が1桁違っていたり、10時開店が9時開店になっていたり、2個入りの商品が3個入りになっていたら・・・想像するだけで恐ろしいですね。

なかでも「価格」の恐ろしさは別格です。全国チェーンのスーパーのチラシで、もしティッシュの値段を誤って10円安くして掲載してしまったら、その損害はウン百万円になるのです。だから価格は電話番号のように読むのです。1,980円は「せん きゅーひゃく はちじゅーえん」ではありません。「いち かんま きゅー はち ぜろ えん」と電話番号のように読みましょう。