誤字脱字防止法

誤字脱字を「たいしたことないさ」で片付けてしまう人は、ミスに対する関心が低いのです。つまり……

字の間違いを指摘され、恥ずかしい思いをした経験は誰にでもあるはず。誤字脱字は小さなミスです(さすがに「ダンス教室」が「タンス教室」だったらアウトですが)。しかしその裏にはさまざまな問題が隠れています。

見直す余裕がない、指摘されたら謝ればいい…などと、誤字脱字を「たいしたことないさ」で片付けてしまう人は、ミスに対する関心が低いので印刷事故を引き起こす可能性を抱えています。反対に「失礼なことをして申し訳なかった」と、重大なこととして受け止める人は、そもそも誤字脱字をほとんどしません。そして何を書いたかまでよく覚えています。

誤字脱字を減らすには、誰かに読んでもらうのが一番です。人間には思い込みや錯覚という盲点があり、何度も読み返したからといって大丈夫とは限りません。

ある有名な神社でおみくじを引いたときのこと。「運勢」のところの「低」姿勢が「底」姿勢になっていました。ん?どういうこと?

大勢の人の目にふれる印刷物は、ぜひ最終チェックをプロの校正者にお任せください。チェックが1回だけならば、そんなに費用はかかりません。