事故事例から学ぼう

人は必ずミスをする。過去の失敗例を見て学びましょう。

事故を未然に防ぐために校正者ができること

世の中の重大事故のほとんどは、機械の誤動作ではなく人間のポカによるものです。それは広告作りも同じで、制作に関わる多くの部署でポカが発生しています。

原稿の誤記、意味不明のメモ、口頭による伝達ミス、目立たない赤字、訂正で生じた矛盾、差替版の設定ミス、原稿が無い部分の消え残し、勘違いの疑問、仮の画像を実画像に貼り替え忘れる、コピペによる化け、保存ミスによる先祖返り…。

他部署のポカで事故が起きたとき、「それは校正の責任じゃない」と突っぱねる校正者もいれば、そういうポカを想定して事故を未然に防いでいる校正者もいます。どれだけポカをカバーできるか、それがダンクに求められる「校正」です。

その力をつけるには、事故事例を勉強するのが一番です。過去の失敗例を見て、今のやり方でその事故が防げるかを点検し、難しいのなら新しい方法を考えましょう。